カテゴリページと月別ページは、移行前のシーサーブログのアドレスを一致させることができませんので、転送の設定を行います。
また、マルチサイト機能を利用している場合は、強制的に存在しないページは、すべてそのドメインに転送される設定になっているので、この転送設定をする必要はありません。
以下は、マルチサイト機能を使わずに、単独でワードプレスを作成される場合に参考にしてください。
転送とは、移行前のアドレスを訪問した人に対し、移行後のアドレスに自動転送をさせる仕組みです。
例)
旧カテゴリページ www.cen-web.com/category/●●●.html がクリックされたら、
新カテゴリページ www.cen-web.com/article/category/アフィリエイト教室 に転送する。
このような設定をするには、旧カテゴリページに転送の仕組みを施す必要があります。
その仕組みは、旧カテゴリページの<head>から</head>に以下のタグを埋め込みます。
<meta http-equiv=”refresh” content=”秒;URL=転送先URL “>
(例)
<html><head><title>転送先タイトル </title>
<meta http-equiv=”refresh” content=”0.01;URL=転送先URL “>
</head><body>
<p>このページは移転しました。</p>
</body></html>
これは、検索エンジンにインデックスされている以前のアドレスのページから、アクセスしてきた人、または、ブックマークをしている人に対し、行うものです。
今回は、移行前と移行後が同じドメインで運営していますので、これだけの設定となります。
仮に、移行前と移行後が別のドメインになる場合は、移行前のブログから、移行後のブログに対し、すべてのページに対して行う必要があります。
すべてのページに対して設定するのが面倒な場合は、強引な手法になりますが、移行前のトップページに転送設定を行い、すべてのアクセスは、移行後のトップページに移行させるようにすることもできます。
無料ブログで運営しているブログを、ワードプレスで管理したいという場合に、このようなすべて転送させるような手法になってしまいます。ただ、このような利用方法を無料ブログ側が利用規約違反とみなす可能性もあると思います。
さて、この転送設定をする場合に、「3.現在のブログのURL.と対となるタイトルデータの保存」の項目で、URLとタイトルが対になったものがあれば、比較的簡単に転送設定を紐付けすることができます。
それは表計算ソフトを利用します。
上図のようにA列、B列は、「3.現在のブログのURL.と対となるタイトルデータの保存」で取得したデータとなります。C列は、今回のワードプレスのアドレスです。
C列のデータは、以降後の現在のワードプレスのアドレスですので、「3.現在のブログのURL.と対となるタイトルデータの保存」で取得したデータのように現在のものを取得されるとよいでしょう。
D列~G列は以下の内容を参考にしてください。
E列tag1 → <html><head><title>転送:
F列tag2 → </title><meta http-equiv=”refresh” content=”0.01;URL=
G列tag3 → ”></head><body><p>このページは移転しました。</p></body></html>
そして、D列は、上記のデータを結合して、HTMLコードを作成します。
D列HTMLタグ → =E2&B2&F2&C2&G2
このD列のデータを、メモ帳やテラパッドに貼り付け、名前を付けて保存します。
名前は、シーサーブログ時のcategory以下です。
例(10368269-1)
そして、FTPソフトで移行するドメイン直下に「category」フォルダを作成します。
下図のように「コマンド」をクリックし、「フォルダ作成」をクリックします。
そして、フォルダ名を「category」にし、作成します。
転送用のファイルをアップロードします。カテゴリページの転送処理が可能となります。
月別ページがあれば、カテゴリページと同じように処理を行います。
これで、独自ドメインのシーサーブログからワードプレスへの引越しは、終了となります。
長い文章、ご精読ありがとうございました。それでは今後ともよろしくお願いいたします。